時計機械用語辞典 カ行

可動ヒゲ持ち ヒゲ持ちを左右に回す事が出来るヒゲ持ち受けのこと。
これを動かす事によりテンプの片振りが簡単に修正できる。
カーベックス フィットしやすいように、腕のカーブに合わせて内側に沿っている
ケースのこと。グリュエンが特許を取ったといわれ1937年頃登場し
1940年頃ブローバやロンジンが競って発売した。
カミーフ・フォルネ社 最高品質の時計バンドを作るフランスの会社でカルチェ・パテック・
ブレゲ・ロレックス・オメガ等のバンドを製作している。
キズミ 時計の修理の時、瞼と目元に挟むルーペのこと。
規正レバー
(second settinglever)
リューズを引き出すとレバーが働き秒針の付いている4番車を
止めるからです。
キネティック
(KINETIC)
自動巻き発電機能のことで腕の動きで回転錘を回し、発電及び
充電を行い駆動させる機能。SEIKOの機能名
逆回り時計 ベネチアのサンマルコ寺院が有名、現代では散髪屋で使用され
鏡に写った時間をみる。
キャビテーション現象 超音波による激しい振動で起きる無数の微細な泡が発生する現象のこと
この泡が時計の部品にあたる時汚れをはじき落すので超音波洗浄機と
して利用されている
キャビノチェ 卓越した時計職人をこう呼ぶ。
キャリバー 製造メーカーが命名したムーブメントの形式番号をいう。
ギョーシェ彫り
(guilloche)
専門職人による機械彫り線描で規則的な幾何学模様の総称。
同じデザインでも細かく見ていくとすべて微妙に異なる。
鏡面磨き ネジ頭を鏡のように磨くことを言う。
クロノグラフ
(chronograph)
普通の時計にストップウオッチの機能を共有する時計のこと。
クロノメーター
(Chronometer)
スイスのクロノメーター検定協会(COSC)の姿勢差や温度差といった
さまざまな試験をクリアした精度の高い時計
クロワゾネ 『金線七宝』といわれるエマイユの特殊技法で細密画の輪郭を極細の
金のワイヤーで描いたもの
ケガキ 切削する位置を明示し、この線まで削れという仕上げ指示線を引く事
月齢表示 月の満ち欠けを表示する機能。釣りの時大潮・小潮等の判断に役立  
針座 筒車の上に乗せる薄い板バネ、筒車の浮き上がりを押さえる役目
がある。丸型や三つ葉になったものがある。
ケン先アガキ アンクルのケン先とテンプの小ツバの間の隙間で4/100mm位
原子時計 アンモニア・ガスの吸収スペクトルを利用した時計
コーアクシャル脱進機 1977年イギリスの時計師ジョージ・ダニエルズ博士が考案した。
ゼンマイのエネルギーを制御し、規則正しい往復運動に変える際に
歯車にかかる負担を減らす特殊な構造になっている。
摩擦による摩耗や注油の必要は最小限に抑えられ、2〜3年おきの
メンテナンスもほとんど不要。オメガが99年に発表。
香時計 香の燃焼時間が一定で燃焼時間が長いことを応用した時計
香盤時計とも言われ日本では江戸時代に造られた和時計のひとつと
して知られている。
香箱 原動力のゼンマイを入れてある箱
コミュニケーション
アラーム
ダイビング中、ボタン操作でアラームが鳴る機能
声の出せない水中での合図に便利です。
コンプリケーション
ウォッチ
クロノグラフやミニッツリピーター等特別な機構を備えた複雑時計をいう。
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